ヨーガとは何か? 第3-1章 ヨーガ哲学の源① ”ヴェーダ聖典 ”💖ヨーガ教師養成講座での学び💖
第3-1章 ヨーガ哲学の源①では、 ヨーガの哲学的基盤を理解するための、 ”ヴェーダ聖典 ”についてBlogします。
ヨーガとは何か? 第3-1章 ヨーガ哲学の源① ”ヴェーダ聖典”💖ヨーガ教師養成講座での学び💖
インド哲学の伝統のルーツは最古のサンスクリット語の文献
ヨーガの哲学的基盤を理解するには、 インド哲学の伝統についての幅広い知識を身につけると役立ちます。
この伝統のルーツは最古のサンスクリット語の文献にあり、 今日でも影響をおよぼし続けています。
最古のサンスクリット語文献 ”ヴェーダ聖典”
最古のサンスクリット語文献はヴェーダ聖典とされています。
ヴェーダという言葉の基本的な意味は「智慧」であり、 それは神から与えられるものと昔から考えられています。
ヴェーダは、 名のある聖典としては世界最古のものであることが広く一般に認められています。
正確な年代は学者の意見が分かれるところですが、
最古のものは紀元前3000年より前と考えるのが穏当でしょう。
この聖典は、口頭で伝えられてきた
この聖典は、
何世紀にもわたって数多くの著者が寄稿した文章で成り立っています。
導師が語句を朗唱し、
生徒がそれを完全に覚えるまで(一般には7回)繰り返すという形で、
口頭で伝えられてきたのです。
ヴェーダ聖典はアーリア人の生活と文化
ヴェーダ聖典はアーリア人の生活と文化を描き出しています。
アーリア人とは、
イランに定住したグループをあとに残し、
現在インドと呼ばれている「7つの川の地」まで攻め入った冒険好きの民族です。
その社会はもともと2つの大きな集団、
聖職者と戦士とに分かれていました。
4つの身分に分かれる
カースト制は、 のちに生まれたものです。
自然の神々、火、英雄を崇拝
初期のヴェーダの宗教の特徴は、
自然の神々、
火、
そして英雄を崇拝することでした。
これが供養と儀式の複雑な制度に発展していったのです。
ヴェーダ「智慧の書」は、
神々に捧げる典礼(『リグ・ヴェーダ』)、
供犠のときに使う祈祷文(『ヤジュル・ヴェーダ』)、
供犠のときに使う賛歌(『サーマ・ヴェーダ』)、
そして黒と白両方の呪法や
呪術の真言(『アタルヴァ・ヴェーダ』)の4つに分かれています。
『リグ・ヴェーダ』と『アタルヴァ・ヴェーダ』が基本のテキストで、
それぞれ知識階級と大衆の宗教や文化を表現しています。
主に儀式に関する残りの2冊は、
前の2冊の存在が前提になっているため、 副次的なものといえます。
これらの聖典それぞれには、
供犠と儀式に関する注釈書(『ブラーフナマ』)、
森の隠者の黙想書(『アーラニヤカ』)、
内密の集まりで伝えられた奥義書(『ウパニシャッド』)など、
さまざまな付属聖典があります。
Yogaは、肉体的ストレッチのためのポーズにとどまらず、様々な呼吸法・瞑想などによる心のストレッチ・コントロール・波動調整などまだまだ未解明な効果が期待されます。
Yogaの叡智を意識して、アーサナをされることを、おすすめいたします。
ヨガについて幅広く意識されたい方は下記の参考文献をご覧ください。
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参考資料集
YIC日本語版・講義資料集 (1) YICとヨーガの必要性
ヨーガ本質と実践 シヴァーナンダ・ヨーガ・センター編 参調出版
ヨーガの哲学 ミラ・メータ著 木村慧心監修 参調出版
スピリチュアル・ヨーガ ディーパック・チョプラ著 角川書店
ヨーガとサーンキヤの思想 中村元選集 第24巻 春秋社
最後までご覧いただきありがとうございます💖💖💖
何かの参考になれば幸いです。
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