ヨーガとは何か? 第3-4章 ヨーガ哲学の源④ インド哲学の学派💖ヨガ教師養成講座での学び💖
第3-4章 ヨーガ哲学の源④では、インド哲学の伝統が網羅している正統派も非正統派(唯物論者や仏教徒など)も含めて、 幅広い学派や体系についてBlogします。
ヨーガとは何か? 第3-4章 ヨーガ哲学の源④ インド哲学の学派💖ヨガ教師養成講座での学び💖
インド哲学の学派
インド哲学の伝統は正統派も非正統派(唯物論者や仏教徒など)も含めて、
幅広い学派や体系を網羅しています。
正統派ヴェーダ聖典を、
現世の認識手段を超えた問題についての究極の権威書としています。
正統派には次の6つがあります。
ヴェーダーンタ
ヴェーダーンタ(「ヴェーダの結論」すなわち『ウパニシャッド』の意)
この学派は『ウパニシャッド』に書かれている概念を基本としています。
ミーマーンサー
ミーマーンサー(「議論欲」の意)
この学派は儀式をヴェーダの本質と考え、
儀式に関するテキストの論理的解釈体系を展開しています。
ニヤーヤ
ニヤーヤ(「規則」の意)
この学派は論理体系を主眼としており、
哲学的見解は主にヴァイシェーシカ学派から借りています。
ヴァイシェーシカ
ヴァイシェーシカ(ヴィシェーシャ、 すなわち「特異性」の概念を唱道)
ヴァイシェーシカ学派は本来、
世界を実体、 属性、 運動、 普遍、 特殊、 内属の
6つのカテゴリーに分析する、
古代の物理学者集団でした。
このカテゴリーにはのちに7つめの非実在が加えられました。
この体系では、 魂を実体のカテゴリーに入れています。
ヴァイシェーシカ学派は神の存在を認めません。
サーンキヤ
サーンキヤ(「数」または「知性」を意味するサンキヤーから)
一般にこの学派の名前は番号を付された
基本原理のリストに由来しているとされていますが、
知的規律を強調した理論の示し方(「知性」の意味から)に
由来しているとするほうが適切でしょう。
宇宙を25の原理(24の原質の所産と霊、 すなわち魂)に分析し、
物質世界がどうやって根本原質から生まれたかを説明します。
ヨーガ哲学として哲学 魂の本質、
無智から生まれる苦悩、
識別智による解脱 は、
すべてサーンキヤ学派から来ています。
唯一の例外は神の概念で、 これはヨーガ学派のものです
ヨーガ
ヨーガ(「瞑想する」などさまざまな意味を持つ言葉ユジュから)
ヨーガの根本的な意味は「手段」で、 そこから他の意味が派生したようです。
この学派は心とそのコントロール法を研究するもので、
このテーマは解脱の概念やその達成方法にとって非常に重要です。
心をいくつかの状態(正しい認識、 誤謬、 妄想、 睡眠、 記憶)に分類し、
それがいかに現世の苦悩を引き起こすかを説明したうえで、
その苦悩を排除し、
超越するための8部門からなる修行体系を明らかにしています。
Yogaは、肉体的ストレッチのためのポーズにとどまらず、様々な呼吸法・瞑想などによる心のストレッチ・コントロール・波動調整などまだまだ未解明な効果が期待されます。
Yogaの叡智を意識して、アーサナをされることを、おすすめいたします。
ヨガについて幅広く意識されたい方は下記の参考文献をご覧ください。
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参考資料集
YIC日本語版・講義資料集 (1) YICとヨーガの必要性
ヨーガ本質と実践 シヴァーナンダ・ヨーガ・センター編 参調出版
ヨーガの哲学 ミラ・メータ著 木村慧心監修 参調出版
スピリチュアル・ヨーガ ディーパック・チョプラ著 角川書店
ヨーガとサーンキヤの思想 中村元選集 第24巻 春秋社
最後までご覧いただきありがとうございます💖💖💖
何かの参考になれば幸いです。
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