ヨーガとは何か? 第11-1章 インド古典『バガヴァッド・ギーター』💖ヨガ講師養成講座での学び💖ヨガインストラクター入門💖自宅・おうちヨガおすすめ💖
第11-1章では、 インドでもっともポピュラーな哲学書、インド古典『バガヴァッド・ギーター』から簡単にBlogします。
ヨーガとは何か? 第11-1章 インド古典『バガヴァッド・ギーター』💖ヨガ講師養成講座での学び💖ヨガインストラクター入門💖自宅・おうちヨガおすすめ💖
バガヴァッド・ギーターは、
もともとは、同じ一族が分離して、大規模な戦いを繰り広げる壮絶な人間の心理的葛藤を表現している物語です。
そこから二元性がすべて統合されるヨーガの領域を考えさせます。
誰もが英雄
人生のなかで遭遇する困難に対応できるように、
自己意識を解放するようヨーガは働きかけます。
人生という戦場においては、 誰もが英雄です。
インド古典『バガヴァッド・ギーター』に描かれる
不朽の人生物語では、善と悪
不朽の人生物語では、
一族のなかに善と悪、
両方の勢力がふたつの氏族に分かれて同居しています。
自然の法則にそった集合意識
アルジュナ率いるパーンダヴァ家は
自然の法則に従った正しい行いを象徴し、
対する
おのれの限られた自我認識
ドゥルヨーダナ率いるカウラヴァ家は、
おのれの限られた認識で果たす行為を表しています。
その結果、
大勢の人がカウラヴァ家の選択の巻き添えになり、
苦しむのです。
『バガヴァッド・ギーター』の冒頭では、
これらふたつの対抗勢力が人生という戦場で対峙し、
大規模な戦いの準備をしています。
アルジュナもドゥルヨーダナも、
拡張した意識を象徴する神、
クリシュナに助けを求めます。
クリシュナは、 一方には自分の軍を使わせ、
もう一方には自ら御者として行動をともにすることを提案しました。
最初の選択権を得たドゥルヨーダナは、
力こそが最大の成果をもたらすと信じ、
軍隊を選びます。
こうしてアルジュナは、
クリシュナの姿をした、
拡張した意識の力を得るのです。
クリシュナがアルジュナを戦場に連れて行くと、
アルジュナはどうするべきか悩んでいると打ち明けます。
世に混乱を招いた親戚と戦うことは、
自らに課せられた使命だと考える一方で、
かれの人生においては、
かけがえのない存在であった叔父や従兄弟に対する深い同情も感じていたのです。
アルジュナは内面の葛藤で身動きがとれない状態にありました。
ヨーガが真価を発揮するのは、
いつの世にも存在し、
誰もが人生のなかで直面するハートと心の葛藤が生じたときなのです。
時が止まっているあいだに、
クリシュナはヨーガの真髄 ”善悪、 苦楽、 損得は人生というコインの裏表を成すということ” をアルジュナに教えます。
二元性がすべて統合されるヨーガの領域
ヨーガが提唱する解決策は、
二元性の領域を超え、
時空と因果関係をも超越して存在することなのです。
魂との結びつきを確立したアルジュナは、
自然の力をふたたび均衡に導くためにも、
戦いに入るよう諭されます。
クリシュナはアルジュナにこのように言いました。
「生命が始まりと終わりとに支配される善悪の領域を超え、
二元性がすべて統合されるヨーガの領域に入りなさい。
調和のなかに身を置き、
ダルマを助ける行動をとりなさい」
これこそがヨーガ実践の究極の目的なのです。
Yogaは、肉体的ストレッチのためのポーズにとどまらず、様々な呼吸法・瞑想などによる心のストレッチ・コントロール・波動調整などまだまだ未解明な効果が期待されます。
Yogaの叡智を意識して、アーサナをされることを、おすすめいたします。
ヨガについて幅広く意識されたい方は下記の参考文献をご覧ください。
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参考資料集
YIC日本語版・講義資料集 (1) YICとヨーガの必要性
ヨーガ本質と実践 シヴァーナンダ・ヨーガ・センター編 参調出版
ヨーガの哲学 ミラ・メータ著 木村慧心監修 参調出版
スピリチュアル・ヨーガ ディーパック・チョプラ著 角川書店
ヨーガとサーンキヤの思想 中村元選集 第24巻 春秋社
最後までご覧いただきありがとうございます💖💖💖
何かの参考になれば幸いです。
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