ヨーガとは何か? 第2章 ヨーガの歴史💖ヨガ教師養成講座での学び💖
第2章 ヨーガの歴史では、 ヨーガの起源について、 考古学的にどのようなものなのか、 またヨーガが登場する最古の文献についてBlogします。
ヨーガとは何か? 第2章 ヨーガの歴史💖ヨガ教師養成講座での学び💖
ヨーガの起源
ヨーガの起源は、 時間のベールに包まれた謎です。
ヨーガは神聖な生命科学とされ、 賢者たちが自ら瞑想による悟りをへて体得してきたのです。
ヨーガが存在していたという考古学的証拠で最古のものは、 ヨーガのポーズをとる人の姿を石の表面に刻みつけたもので、 これがインダス川流域から多数発掘されており、 紀元前3000年ごろのものと考えられます。
ヴェーダ(Veda)と呼ばれる膨大な聖典
ヨーガが登場する文献で最古のものはヴェーダ(Veda)と呼ばれる膨大な聖典の数々で、 一部は少なくとも紀元前2500年にまでさかのぼりますが、
ヨーガの教えとヴェーダーンタ(Vedanta)哲学のおもなよりどころとなるのは、
ヴェーダのうち後期の経典群ウパニシャッド(Upaniishad)です。
ヴェーダーンタの中心思想は、 一なる絶対的実在または意識、 すなわちブラフマン(Brahman)が全宇宙の根底にあるというものです。
紀元前6世紀頃、 ヴァルミーキ(Valmiki)作ラーマヤナ(Ramayana)と、 ヴィヤーサ(Vyasa)作マハーバーラタ(Mahabharata)の二大叙事詩があらわれました。
バガヴァッド・ギータ(Bhagavad Gita)
後者には、 バガヴァッド・ギータ(Bhagavad Gita)という、 おそらくあらゆるヨーガ経典の中でもっとも有名なものが含まれています。
これは神ブラフマンが尊主クリシュナに生まれ変わり、 戦士アルジュナ(Arjuna)にヨーガの技法、 特に自らの人生の務めを果たすことによって解脱にいたる道を伝授するという物語です。
ヨーガ・スートラ(Yoga Sutra)
ラージャ・ヨーガ(Raja Yoga)の根幹たるパタンジャリ(Patanjali)のヨーガ・スートラ(Yoga Sutra)は、 紀元前3世紀に書かれたものとされています。
ハタ・ヨーガ・プラディーピカー(Hatha Yoga Pradipika)
また、 ハタ・ヨーガの古典的教典ハタ・ヨーガ・プラディーピカー(Hatha Yoga Pradipika)にはさまざまなアーサナと呼吸法が記されており、 これが現代ヨーガの土台になっています。
ヨーガ学派の根本経典は『ヨーガ・スートラ』であるが、 この経典がまとめられる以前に、 ヨーガは実際に実修されていたのである。
このスートラよりも以前に約千年以上にわたって、 ヨーガがなんらかのかたちで実修されていたことは、 他の方面の文献から知ることができる。
さらに考古学的な証拠から見ると、 『ヨーガ・スートラ』よりも以前に、 二千年ないし三千年も前から、 ヨーガらしきものが実修されていたらしい。
Yogaは、肉体的ストレッチのためのポーズにとどまらず、様々な呼吸法・瞑想などによる心のストレッチ・コントロール・波動調整などまだまだ未解明な効果が期待されます。
Yogaの叡智を意識して、アーサナをされることを、おすすめいたします。
ヨガについて幅広く意識されたい方は下記の参考文献をご覧ください。
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参考資料集
YIC日本語版・講義資料集 (1) YICとヨーガの必要性
ヨーガ本質と実践 シヴァーナンダ・ヨーガ・センター編 参調出版
ヨーガの哲学 ミラ・メータ著 木村慧心監修 参調出版
スピリチュアル・ヨーガ ディーパック・チョプラ著 角川書店
ヨーガとサーンキヤの思想 中村元選集 第24巻 春秋社
最後までご覧いただきありがとうございます💖💖💖
何かの参考になれば幸いです。
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